魂の在り方と意識・感覚

争点は「脱原発」とかいう甘い言葉じゃない。命を守るかどうか。

南相馬市の桜井市長による応援演説、全文。

只今、ご紹介いただきました。福島県南相馬市長の桜井勝延でございます。
先の1月19日執行の市長選挙において圧倒的な市民の支持を得て、脱原発の考え方を全面に出して、多くの市民から支持を得ました。

これは一重に、原発に頼ってきたことが、どれほど人を傷つけて、命を落としてめて行ったかという事を、私は現場で見て来たんです。
あの震災直後、21メーターの津波が南相馬市を襲いました。636人が命を落としました。111名がまだ見つかっておりません。家族とも面会できていません。
その時3月12日に福島原発第一原発が爆発。家族も捜索ができないまま、避難させられたんです。

71500人いた南相馬市民が、6万人以上も故郷から離れなければならなかった。

なぜ人が強制的に、自分の場所を離れさせられなければならないのか。
私は選挙戦の最中で、仮設住宅に住む方々に圧倒的に支持されたと考えています。
それは彼らが今、私に対して、投げかけてくる言葉は、「助けてください」、「市長、助けて下さい」、「もう、仮設では住みたくない」そういう言葉を投げかけているんです。
我々は80歳を過ぎた高齢者が「助けてください」と言って、家族とバラバラにされて、孫とも子ともバラバラにされて住まわされていことを東京の皆さんは本当に知っているのでしょうか。
私は命があってこそ、この地球があってこそ、幸せを勝ち取れると思っています。
南相馬市には原発は無かったんです。にもかかわらず、原発事故で追い出された市民が、6万人以上も居て、今現在も2万5千人を超える市民が避難をさせられているんです。
これが正常だと思いますか、みなさん。
彼らに、お金で元通りの生活など返せるわけが無い。
東京電力の広瀬社長、私が東京電力に行ったとき、一階ですよ、新橋の一階で南相馬市民の私を含むめた代表に対応させたんです。ふざけてるじゃないですか。
フラットですよ。本当に、あのフロアで対応させられた。なぜこんな屈辱を受けなければいけないのですか。

東京電力、原発事故が起きてから南相馬市に見学をよこしたのは10日後ですよ。
その間、私は市民の命を守るために、私の独自の判断で市民を避難させました。

3月16日に、泉田知事、新潟県泉田知事から、新潟県は南相馬市民全員を受け入れると言っていただきました。
私は、天から、神からの声の様に嬉くなりました。
市民の命を守るのが政治家じゃないですか。政治家が命を守れなくてどうするんですか。
東京にオリンピック、いいですよ。でも、現場でどういう事が起きているか、皆さん分かってますか。
今、建設現場から、建築現場から東京に引き揚げられてるんですよ。大手ゼネコンが東京の方が儲かるんですよ。
なぜ福島が犠牲にならなければいけないんですか、これ以上。
原発で作った電力で、東京は豊かになったんじゃないですか。
その東京が豊かになって、地方が捨てられる、こんな現実許されませんよ。
皆さん、命を守る事は共通なんです。東京で生活することも、田舎で生活することも、同じ命を守る事なんです。
なぜ、田舎が年寄りだけにされて、私に「助けてください」と言わなきゃいけないんですか。東京が助けるべきでしょう。

今まで使い続けた電力で、なぜ我々が犠牲にならなきゃいけないんですか。
今、南相馬市の予算は1千2百億ですよ。その内の半分以上が除染です。どこにもっていかれるんですか、この金は。
東京じゃないですか。東京のゼネコンが原発を起こして、福島に金を起こして、また福島から金を奪っていく。そんな事が許されますか。東京を変えなければいけないんです。
私は細川さんを応援に来た理由は、佳代子夫人が、国が30キロ、20キロ線引きをしたとき、物が一切入らなくなったときに、そのとき彼女は私のところにガソリンを運び、物資も運んできたんです。今、命の防潮堤を作ろうとしています。津波で亡くなった方の命を再生させるのが、私の仕事なんです。
そのときに瓦礫をつかってでも、植林をして、命をまもる防潮堤をつくって先頭に立っているのが、細川護煕元総理なんです。だから私は、ここに応援に来ているんです。細川さんは、命の大切さを最も良く知っているんです。
今、この争点は「脱原発」とかいう甘い言葉じゃない。命を守るかどうかなんです。
命を守る人間に投票しなくてどうするんですか。
あの時に、私が国から線引きされ、棄民かされた時に守ったのが、細川佳代子であり、細川護煕なんです。
こういう人間を、ここの、首都圏の知事にしなくてどうするんですか、皆さん。
彼は命を掛けているんです。私も命を掛けて戦っているんです。
東京電力と戦い、国のわけのわからない官僚と戦っているんです。それは取りも直さず、見捨てられようとする市民の命を守る事なんです。
どうか、この東京を豊かにするということは、心を豊かにすることなんです。
心を豊かにすれば、命を守れるんです。お金では買えない。
私が東京に来た時、東京では必ず人身事後が起こっているではないですか。
東京は命を軽く見ている。こんな東京にしといていいんですか。絶対ダメですよ。
東京が豊かになるということは心が豊かになることなんです。
だから細川護煕のように、命を掛ける政治家を人の代表にしなければならないんです。
どうか皆さん、皆さん一人一人の仕事ですよ。誰かに頼る仕事じゃない。
細川護煕を立てるということは、自分自身を大切にすることであり、東京都民一人一人を大切にすることなんです。
そのために、ぜひとも投票を細川護煕にしてください。
東京から日本を変えて、世界中を変えようではないですか。
私はそのために、南相馬から福島を変え、国を変え、世界を変えるんです。

どうか一緒の戦いに、みなさん、手を結ぼうではないですか。
一緒に頑張りましょうよ。お願いします。

以下、私の個人的な主観です。

以前の都知事選から、宇都宮氏に想いを託していた。
それは、今でもあまり変わらない。
宇都宮さんが都知事になったらいいな、と思っている。

以下、かなり主観的な感覚のみを、独り言として書き連ねます。

・・・おそらく、今の都民(国民)全体の意識として、宇都宮氏が掲げる争点の本当の可能性と価値は、まだ認知されていないんじゃないか・・・そんな気がしています。
今の生活のどこにどんな問題が潜んでいて、ひとりひとりに何ができるのか。
都政になにができるのか。
どこへ導きたいのか。
現代日本という社会が進行形で抱えている、そして、生活の中にあまりに形なく染み込んでしまったような多くの問題について取り組んでいきたいと考えている人、それは今のところ、宇都宮氏ではないかと感じます。
でも、それと、宇都宮氏が政治を動かせるかといったら、また別の問題でもある気がします。
どれだけの人がついていくか、議会を動かせるか、職員を引導できるか。

今の、私たち国民の意識にまず強く訴えてくれる存在、それが元首相コンビだと思います。
多くの人に気づかせてくれて、流れを変えていけるだけの強さ。
人を変えてしまうそのカリスマ性。
余生をひっそりと暮らそうと思ったけれど、自らの過ち(自民党政権が推し進めてきた原発政策)を認めて、「お前らがそもそも原発作ったくせに何をいまさら」と批判されることも承知で、
「間違いだった。だからこそ、止めさせる。」
と出てくる勇気。
これは、普段の生活やヨガの指導でいつも思っていることだけれど、
間違えることよりも、間違えていたことを認められないことこそが問題なのだ、と。

命を守るとはどういうことなのか、その思いが、ひとりでも多くの人に伝わって、世の中の流れを変えて欲しい。

普段テレビをあまり見ない生活をしているわたしは、先日の色々と騒がれている時にとても久しぶりに猪瀬さんの顔をみました。
1年ぶりかな?あ、もちろん  テレビ、で(笑)
その時に、政治の世界という【闇】のエネルギーに、だんだん汚染されてしまったような、印象を受け、
ついでに写っていた小泉ジュニアの顔を見て、おなじものを感じました。
ブラックなエネルギーが、増してきている顔。
他の政治家に比べたら断然、ピュアだった2人が。

それだけのエネルギーがうごめく世界で、実際の行動ができる人。
貫くだけの強さを持っている人。
宇都宮さんは波動高すぎる・・・!?

といっても、わたしは愛知県民。都知事選の投票権はありません。
でも、東京は、南相馬市の市長が言われるように、地方、日本全国へ多大な影響をすでに与えています。良くも悪くも。
大切に、1票を使っていただきたいな、と思っています。