魂の在り方と意識・感覚

バドリナートへの旅 10

Durga Maata Mandir
Durga Maata寺

2019年6月にバドリナートへ旅した際の記録です。

魂の望みは、ずっと変わらないのに、そこへの道筋が見えなさすぎて会社を辞められずにいた時期です。

20代の頃に縁をいただいて、神秘的かつ現実的な厳しい霊性修行の世界に生きていた私。

魂の本当の願い、それは、「みんながブッダやキリストレベルに目覚めた意識で、世界や自然と調和して生きる世界」を作ること。

そのために私は、エネルギーとか意識とかの精神的な部分のガイドだけではなく、

多くの人が苦しんでいるこの物質的な、目の前の日常生活の中で何ができるのか、どう生きられるのか、

実務的なビジネスとして、どう調和した世界を作ることができるのか、についてもガイドできるようになりたい、と思い、

30歳の時に、それまで教えてきたヨガ教室をしめて、経済成長の著しいインドビジネスの世界に飛び込みました。

会社員として、また外国人として母国ではない国で仕事をするのは、とても面白いと同時に大変でした。

それでも体験することの全ては、新しい世の中を見極めるため、そして、もっともっと深いレベルで成長した私で、本当に「魂に調和した生き方」を一人でも多くの人に伝えるため、
ヨガを本当の意味で教えられる人間になるために必要なことだと感じていた。

でも、20代の頃に出会ってきた人たちとは全く違う世界、価値観。

10代〜20代前半の時に私が死に物狂いで離れてきた価値観の真っ只中の世界で、私の人格も、健康もどんどん崩壊していきました。

でも、もうあと延ばしにはできない。

先へ進まなければ。

私にとって、ヨガを伝えるということは、

どのように自然と調和し、どのように社会の仕組みを変えていき、目覚めた意識でいきていくか

ということだった。

決して、「ヨガのクラスをしますよー。吸ってー、吐いてー」ということ  だけ  ではない。

というのが強い思いで、

もっと生態系のこと全体を知りたい、もっと社会の仕組みを人に伝えられるようになりたい。
誰もモデルケースのいない歩き方を、道なき道を進む勇気を、明確にしたい

と思って、バドリナートへいきました。

ぜひ、テーマ別 バドリナート紀行 の最初から順番に読んでいただけたらと思います♪

それでは、バドリナートへの旅 9の続きです。

道しるべ

バドリナートまでの道中で、

「インド人ってパーソナルスペースが近いし、他が充分空いてるのに近くに座ってくるよね!空間に対しての全体的なバランス、気にならないのかな〜」という話をしていたのに、
まるで多くのインド人と同じように、スルスルと引き寄せられるように、夫婦が座ってるテーブル着いた私。


8人がけの両端だから、スペースは十分ある。

他のテーブルがガラ空きなのに、近くに座った私に戸惑いを見せるご夫婦。

「あ、やっばい、インド人化しちゃった!」
と気づいて、ご夫婦を見て笑ってごまかした(笑)

その後も気になってチラチラと何度もこちらを見ているようだったので、思い切ってヒンディー語で話しかけてみた。
2人はとーっても良い気を放っていて(だからこそフラフラと近付いてしまったんだけれど)、奥さんは目が会うたびにニコッと慎ましく微笑んで(インドでこれまでに体験したことのない美しさ、こういうのを大和撫子って言うのかなっていう儚さと慎ましさと気高さ?)、ご主人は、昔 サーンキャ哲学を教えてくれた瞑想の先生に似てた。
だから話しかける前、私も気になってチラチラ彼らをみていたの。

(だから向こうもチラチラこっちを見ていたのかな?)

彼らはハイデラバードから来ていて、ケダルナートにも行ってきたって。

あ、ガンゴトリとヤムノトリも行ったっていってたかな??既に旅から1ヶ月以上経ってて記憶が。。。


一通り世間話をした後、ご主人が名刺をくれた。

ハイデラバード商工会議所の長?
なんだかそうそうたる団体のお偉いさんをいくつも兼務してるっぽい。

本業は、、、肥料の会社!!

思い切ってどういう肥料なのか聞いてみたら、有機肥料の販売をしているそう!


そこから農業の話、私が仕事を辞めて有機農業に関わる仕事を始めたいこと、9月にはバンダナシヴァさんのアグロエコロジーコースに通うこと、農業と環境と経済の繋がりについて話した。
私は商品やサービスを作り消費者をエデュケートする事でもっと社会が(マーケットが)有機農業・自然農を選択するサイクルを作りたいという思いを伝えた。
興味を持ってくれて、簡単にだけれど私の想いや、農業がどう環境と人と経済に深く繋がって負のサイクルに陥っていると思うのか、どう流れを変えたいのかを話した。


二人とも微笑みながら聞いてくれて、アグロエコロジーコースの話も是非聞きたいからまた連絡をしてね、と言ってくれた。

こんな、レストランでたまたま同じテーブルに座って有機農業に関わる仕事を始めたい人と有機肥料売ってる人が出会う??

空いてるテーブルは他にあったのに、レストランに入った時、「あの席が一番心地好さそう!」って強く思った。

それでも、さすがに一瞬 「空いてるテーブルに座るべきかな」 って躊躇したけれど、レストラン全体を見渡してやはりエネルギーがしっくり来るのはあの席だけだったからその感覚に従った。

ジョシマートのNGOも、このご夫婦も、
「私が進もうとしている方向は合ってるよ」という印だと思った。

私はずっとどこかで、「お前の仕事はヨガを教える事だ」って言われる事を恐れていた。


ヨガ以外の仕事は、今でもさせてもらえないかもしれない。


頭ではそんな風に制限されるわけないって思いながらも、バドリナートに来て「ヨガを教える事に集中しなさい!」って、改めて見えない存在から示されて、他の道を全て断たれてしまうかもしれない、と、心のどこかで思っていた。
(↑ 実際、2014年まではそうだったし。ヨガの仕事以外ことごとく扉を閉じられた)

でも、

ちゃんと願いは神様に届いてる。
そして、見守ってくれてる。

そう思えた。


そして会社を無事に退職し、新たな旅が始まりました。


ヨガとアグロエコロジーを伝える理由



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