魂の在り方と意識・感覚

軸とハリボテ



最初にことわっておきます。
「体」の事を言っているのでもなく、「心」の事を言っているのでもなく、その「存在」の事を言っています。

レッスンをしていて、

「軸で支えてる人」
と、
「外壁で支えている人」

のどちらかに分かれるなぁと思う。

軸を持っている人というのは、その代わりにめちゃくちゃ緊張して硬かったり、
力が入り過ぎてもう全身ギュッと力んでしまったりするのだけど、
(強さが度を過ぎて自分を苦しめている感じ?)
やはり、最初どんなにガッチガチでやってきても、外側から徐々に手放していけばいいだし、軸をしなやかにしていくことも取り組みやすいと思う。

逆に、ハリボテで存在を保ってきた方は、拒絶が激しいです。
(無自覚だと思いますが)

手放せないし、変われないんです。

だって、自分を支えてきたのが外壁のみで、柱がないから、その外壁を少しでも壊す訳にはいかないんです。
だから必死に抵抗します。

見てて辛いですね。

一つ、厳しいことを言います。

外壁で自分を保ってきた方が思っている「外壁」は、他人のエネルギーです。
他人のエネルギーを取り込んでずっと生きてきたのです。

必死で誰かからエネルギーをもらって(奪って)、「保って」きたのです。

軸とは、自分のエネルギーで支える事です。

だから、私はヨガのクラスで常に「肝を据える」為のことばかり行います。

肝が座っていれば、後は楽なんです。

だから、焦らずにゆっくりと土台作りを始めてください。

まずは、呼吸できるようになってください。

次に丹田を鍛えてください。

頭でわかるのではなくて、

すべて「腹で知っている」状態になります。

軸がしなやかに強くあれば、あとは一切の力が入りません。

ハリボテだけを続けて、感覚を求めると、
それほど高くない「意識体」につながりやすくなります。

実際に、とても多い事です。

それに憑依される危険もあります。

意識とは、生きている人の意識も同様です。

他人のエネルギーを取り込んで、誰かを不幸に導くのは、もうやめましょう。

それに喜んで依存してくれる存在がいれば一時はいいですが、いずれ向き合わなければいけない時がきます。

自分の足で立ちましょう。

ただ今まで意識してこなかっただけで、誰でも必ず立てます。

自力で歩けます。

だから、ゆっくりと軸を築いていきましょう。

少しずつ、外壁を取り外していけるように。