一粒万倍のバナナ
むいてもむいても中から出てくる花。
このもやしみたいな(?)おしべみたいな白い花の1つ1つがバナナになります。
写真に写っているだけで何百本のバナナが・・・!?
一粒万倍とはまさにこの事!!
自然は豊かですね。
バナナの茎や葉は切ると水分が溢れ出すほど水分保持力が高いので、
雨季に水分を蓄え乾季に耐えられる。
剪定した歯や幹を、他の作物の脇に置いたり軽く土に埋めてやると水分調整機能を果たしてくれるし、土の養分にもなる。
バナナ魅力的すぎません?
バナナとパパイヤに魅せられて、バナナとパパイヤが自生する地域に住みたいと移住を決めてしまった私。
・・・この先、人生どうなるのでしょうか??
バナナの花との出会い
2020年始め頃、オーロビルのソリチュードファームでボランティアワークをしていました。
朝は収穫から始まり、私はそのままカフェ準備。
お昼が過ぎたらボランティアスタッフは賄いランチを食べて、
外部ボランティアは終了。
私はファーム内に泊まっていてフルタイムボランティアだったので、
午後からは苗の植え付けや種まきをしたり、
ローゼルの収穫期だったのでひたすら乾燥させたローゼルの種取りをしていました。

最初は雑用ばかりだったけれど、
料理の事を色々聞いてメモを取りまくっていたら、徐々に料理の作り方を教えてもらえるようになり、
キッチンで働いているマー(お母さん)達の好意によりバナナの花をもらえた。笑
・・・使い方がわからないから要らないよぉ〜〜と答えたのも虚しく、
「調理方法を説明するから見ておきなさい!」と。

2. お湯を切る
以上。笑
カフェではサンバル(南インドのスープ)の中に入れていました。
私は南インド料理は作れず、北インド風のダール(豆カレー)に入れてみたけれど、
苦くて苦くて食べられなかった。
(メモを見直してみたら、カフェでもこの日のサンバルの中にはダールを入れているのに、スパイスが違うからか全く別物だった…。)
茹でた後に塩で炒めたりサラダに入れても良いと聞き色々試したけれど全然消費できなくて、
滞在していた部屋のオーナーに引き取ってもらいました(^^;)
でも、この花の美しさには惹かれてしまった!
花もだけど、バナナ自体に。
バナナが自生する気候が好きなのか何なのか。
でも意外とバナナって温帯でも育つみたい。
バナナの花の効能
バナナの花は食物繊維とタンパク質が豊富。
ポタシウム、サポニン、ビタミンA,E,C 、鉄、マグネシウムなどの栄養も豊富。
渋みが強い。
なので、下記のような効能があるとアーユルヴェーダでは言われているようです。
Vata(ヴァータ)とPitta(ピッタ)を鎮める。
生理痛の緩和
喘息のコントロール
糖尿病予防(血糖値を下げる)
コレステロールを下げる
抗酸化作用、アンチエイジング
消化促進、胃潰瘍の緩和
抗不安作用
貧血予防
ガン細胞の成長抑制

お料理上手な人なら、隠し味とかでうまくバナナの花を活用することができるのだろうけれど、
あいにく私はアク抜きをしてもバナナの花を食べたいという気にはならないお味だったので、
願わくば、実になってから食したいです。笑
でもそうすると、バナナの糖分や粘着性がKapha(カファ)を増悪させちゃうので、
食べ過ぎ注意ですね。
何事も、過ぎたるは及ばざるが如し、かな。

バナナの花は苦いので、お湯で良く茹でること
よくお湯を切る