「私って、本当に、弱いな」って思った。
自分の器の狭さに、嫌気がさす。
「あぁ、未熟だな。」
って、凹んでいる時、
不思議な事に、心の奥底はしっかりとしている。
意識の表面では、
打ちのめされて、疲れて、途方にくれているのに、
そんな己の未熟さを正面から受け止めることの出来る時は、
マインドは
「あぁ、痛い。辛い。面倒くさい。嫌だ。」
って言っているのに、
心は中心にどっしりと構えて、安心している。
マインドが納得して、
自分の正しさを主張してばかりの時には、
心は姿を現さない。
いや、心に目が向いていない。
心に目を向けると、たいてい、
サワサワサワ
カサカサカサ
って、落ち着かない音がしているだろう。
あまり聞きたくない音だな。
と思っても、カサカサカサ に耳を傾けて、
振動数を同調させていくと、
さみしいよ、
悲しいよ、
苦しいよ、
って聞こえてくる。
だから、
「あぁ、私の未熟さの上に成り立っていたエゴなのね。」
って気付く。
そうすると、認めたくなかった欠点が、明らかになってくるのだ。
それは居心地のいいものじゃないから、思わず呟く。
「私って、未熟だな。情けないな。嫌だなぁ。」と。
でも、その時には、同時に思うのだ。
「さぁ、しっかりと受け止めて。
深呼吸して。
やっと、1歩、進むことが出来るんだね ♪」
って、説明できない安心感と、喜びがジワリと広がる。
羽を休めて、
傷を確認しながら、
ホッと一息ついて、眠ることが出来る。
そんな安らぎの場所。
心にいつもそんな場所を与えられるように。
忘れても、すぐに用意できるように。
私が羽を、休める場所を。
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