Mukti,Mukthi = Moksha モークシャ
ヨガの目的
・モークシャ(自由、解放)。すなわち不安や恐れ、無知と束縛から自由になること。
・肉体と心と魂のすべての力を神に結合させること。知性・意思・欲望・感情の鍛錬
・恐れを克服する・・・生まれてきてするべきことはただ一つ。障害物を乗り越えていくという選択を取り続けること。
ヨガの系統について
この世界の3つの側面
「創造・再生」を司るブラフマー神
「維持・繁栄」を司るヴィシュヌ神
「破壊」を司るシヴァ神
ヨガの系統(グル)を遡っていくと、必ずこの三神に辿り着きます。
これが、グルパランパラによって神々の時代から受け継がれ続けているヨガ。
言葉では説明ができません。
ブラフマーの系統・・・force of creation・・・ラージャヨガ、ヨガの8階梯(アシュタンガ)・・・パタンジャリ・・・【ヨガスートラ】
ヴィシュヌの系統・・・force of maintenance・・・Vaidik Yoga・・・クリシュナ神・・・【ヴァガヴァッド・ギータ】gyan(智恵)、Bhakh(信仰)、Karma(行為)のヨガ
シヴァの系統・・・force of destroy・・・ハタヨガ・・・Gorakhnath・・・ゴーラクシャ・サンヒター(シヴァ・サンヒター)
【シヴァの生まれ変わり】
ヴェーダを聖典とするインド哲学正統派の六派(サーンキャ、ヨーガ、ニヤーヤ、ヴァイシェーシカ、ミーマンサー、ヴェーダンタ)と、
(8世紀?)当時勢いを持っていた仏教的要素の全てを取り込み、取捨選択し、
その後のインド哲学の根幹をなす不二一元論をまとめ上げたインド最高の哲学者シャンカラ。
(シャンカラという名前自体、シヴァの別名を表す。)
【ヴィシュヌの生まれ変わり】10の化身が有名ですが割愛。
ラーマ・・・ラーマヤーナで有名な英雄。アンパンマンのように愛と勇気に溢れたみんなのヒーローだというのが私の認識です。(つまり大好きww)
クリシュナ神・・・言わずもがな、の有名人。ヴァガヴァッド・ギータでも活躍。
ブッダ・・・仏教の開祖。
私の個人的感覚では、
ヴィシュヌの系統のエネルギーはゴールドで、暖かく柔らかい。
シヴァの系統のエネルギーは、シルバーで鋭く力強い。
もちろん、パワフルさという意味では変わらないのですが、シバのほうが荒々しく、ヴィシュヌの方が穏やかかと思いきや全然そんなことない、って感じ。
ヴィシュヌ系統は、リーダーシップ、導師、教師。人々を導く。
シヴァは苦行者。ヒマラヤという過酷な地で厳しく修行をしていく者を導く。
日本で言うと、不動尊。
先日のこと、「あなたはやっぱり苦行者、シヴァですね〜」って言われた時に、苦行者って言葉に妙に納得。
だから厳しいんだ。
「ヴィシュヌはどっちかっていうと、ハッピーハッピーだから」
なるほど、私はずっとヴィシュヌ系統に守られてきた(特にインドへ行き始めてから)と強く思っていたけれど、
ヨガを導いているのはいつもシヴァで・・・それが嫌だった!!!!
瞑想の先生にも、
「私、ヴィシュヌの傾向が強いと思うから、・・・シヴァ、・・・シヴァかー。いいのかなー?」
と最大限に抵抗した過去の記憶を思い出した(笑)
いつも素直じゃなくてごめんなさい。
でも今は、納得です。
導いてくれているのがシヴァで、守ってくれているのがヴィシュヌだと感じているから。
シヴァの特徴が強いから、ヴィシュヌの保護が必要というか。
グルパランパラをシヴァやヴィシュヌよりも遡ったら?
たった一つのこの世界の真実へとたどり着く。
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